コラム
小児矯正と成人矯正の違いについて
2020.07.28
皆さんこんにちは。
サークル歯科クリニック日暮里です。
矯正治療は、「小児矯正と成人矯正」の2つに大きく分けることができます。
それぞれ治療の「対象となる年齢」が異なるのですが、それ以外にも明確な違いがあります。
今回はそんな小児矯正と成人矯正の違いについてわかりやすく解説します。
小児矯正の主な目的は、「顎の発育」を正常に促すことです。
例えば、上の顎の発育が悪いと、下の顎が前方に位置してしまいますよね。
その結果、受け口である「下顎前突」となります。
逆のパターンだと、出っ歯である「上顎前突」が誘発されます。
こうした骨格的な異常の矯正は、成長途中である小児期だからこそ行える矯正治療なのです。
顎の発育が正常に進めば、頭や顔、口元全体のバランスも良くなります。
成人矯正は、発育が停止してから開始する治療法です。
いわゆる「歯列矯正」とほぼ同じ意味と捉えていただいて問題ありません。
マルチブラケット装置やマウスピース型矯正装置がこれに当たります。
もうすでに「成長が止まっている人」が対象なので、骨格的な異常は改善できません。
基本的には、歯並びの乱れを細かく整えていくこととなります。
その結果、見た目が美しくなり、「長年のコンプレックスを解消」することが可能となります。
さらに、かみ合わせも改善されるため、そしゃく能率が向上し、胃や腸への負担を軽減することにもつながるのです。
小児矯正は、発育途上にある子どもしか受けることができませんが、成人矯正に「年齢制限はありません」。
実際、40歳や50歳になってから成人矯正を始める人もいらっしゃいます。
ですから、大人になってからではもう遅い、とは思わず、歯並びに乱れにお悩みであれば、いつでも気軽にご相談ください。
このように、小児矯正と成人矯正では、方法や治療目的、対象年齢も大きく異なります。
その点も踏まえた上で、適切な治療法を選ぶようにしましょう。
歯を守る専門家チームで患者さんの健康を守ります。
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